東京カレンダー 連載小説『浪費の女王 Vol9』「私もう、何も貰えません…」
美味しいものを食べることが好きです
いつも美味しいところないかなと探しています
そんな中、よくお世話になるのが
「東京カレンダー」
月刊誌でいつも大人なおしゃれなお店がたくさん掲載されています
少し敷居が高いお店も
いつかいってみたいなと憧れが広がり
見ているだけで楽しくさせていただいています
そんな
「東京カレンダー」に連載小説があるのをごそんじでしょうか?
大人の恋愛を描いた少しディープな話もあり非日常な感じがとても面白い♪
しかも
曜日によってストーリーが違う
いま水曜日に連載してるのは
『浪費の女王』
Vol.9 (9話目)まで話は進んでいます
買い物は、魔法だ。
流行の服と良質な宝飾品を買えば、美しい自分になれる。
贅沢なエステや極上のグルメにお金を費やせば、優雅な自分になれる。
女は買い物という魔法を使って、“なりたい自分”を手に入れるのだ。
ならば、どれだけ買っても満たされない女は一体何を求めているのだろう―?
とはじまり
“バリバリ働いて、ジャンジャン好きなものを買う”。
がポリシーの高木紗枝 32歳 年収1200万 稼いだお金を存分に使い
「カッコイイ女」でしょって女性を主人公に描いたはなし
でも、その浪費の度が過ぎ彼氏ともめて別れ話に
(そうでしょうね💧)
そんな紗枝の前に突如として現れたおとこ
喜多川幸成 総資産100億の資産家
「星の王子様」の本をきっかけに紗枝との距離が縮まる
浪費を肯定し、バラに惜しみなく水を与えるのが僕のポリシーと
紗枝に好きなもを好きなだけ買い与える
紗枝の浪費が加速する、もう止まらない!
(なんつー話だ! 総資産100億て!
「バラに惜しみなく水を与えるのが僕のポリシー」
そんなセリフ言ってみたい!
星の王子様を最近読んだとこなので余計に惹きつけられる
紗枝は喜多川に夢中に
僕はこの話に夢中なのである)
が、しかし、
このVol.9で話が急転
「私もう、何も貰えません…」
喜多川のあることを知ったきっかけで紗枝の浪費が止まる!
(どうした紗枝!?浪費の女王の名はいづこにー)
喜多川が紗枝に浪費する理由を知ってしまったのだ
「喜多川さんにとっての特別なバラは、私じゃない。お嬢さんなんじゃありませんか?私、もう貰えません。お嬢さんの代わりにはなれない。私じゃなくて…ちゃんとお嬢さんと向き合ったほうがいいと思うんです」
「王子様とバラが特別な関係になれたのは、水をやる意外にも、雑草や虫から守ったり話を聞いてあげたりして、思いを伝えていたからです。
喜多川さん、お願い。お嬢さんに、離れている間もずっと大切に思っていたって伝えてあげて。高価な物を買ってあげるよりも…お嬢さんのことを思いながら、そんなにボロボロになるまで、暗記するほど大事にしてたって、その本を渡してあげて。きっと、それが一番大切なことだから…」
いつのまにか、紗枝の目からも涙が溢れていた。
お金を費やすことでしか愛情表現ができなくなった男には、家族を愛していたからこそお金を出し惜しんだ過去があった。
…
娘、、
そういうことかー
たしかに
「王子様とバラが特別な関係になれたのは、水をやる意外にも、雑草や虫から守ったり話を聞いてあげたりして、思いを伝えていたからです。 」
ここ本当そう
水をやればいいなんてことはない
大事に思ってるかは行動で伝わる
そう
「星の王子様」は
読む人と読む時の状況によって気がつくことがいっぱい
愛、友情、倫理、命、社会や経済さえも
困難に出会ったときに
大切なことを教えてくれるほんとに奥が深い本
世界中で愛されてるのがわかる
『浪費の女』
こんな角度からも「星の王子様」を読み解くなんて
面白い!
「星の王子様」を読んでからこの話を読むととても面白い
読んだことなければぜひ♪
そして、
『浪費の女』
昼ドラなトーンかと思いきや、意外な展開で良い話に
次回最終話がとっても気になる!
つぎの水曜日が待ち遠しい!